北上・西和賀

野外イベントまちおこしに 北上のキャンプ場 ライブや飲食など多彩 あすからプラスビレッジ

「+Village2023―結ぶ灯―」のPRチラシ

 北上市稲瀬町字田合田のキャンプ場「the campus―トロイカの森―」で、21日からイベント「+Village(プラスビレッジ)2023―結ぶ灯(あかり)―」が開かれる。県内外アーティストら20組が競演するライブステージをはじめ、さまざまな体験が楽しめるアドベンチャーエリア、岩手ならではの味覚が味わえる飲食エリアなどが登場。初の試みで関係者は人を呼び込み、交流を生み出すことでまちおこしにつなげたいと力を注ぐ。

 サウンドエンジニアとしてライブイベントの音響などを手掛ける花巻市石鳥谷町北寺林の会社役員髙橋堅太さん(33)ら20~30代を中心とした全国各地のメンバー20人でつくるプラスビレッジ実行委員会が主催。21日前夜祭、22日本祭の日程で、テントを張って一夜を過ごせる。

 両日のライブ出演は日替わりで、松本哲也さん、まっとさん、モコ夜BAND、石川愛彩さんら県内出身アーティスト、県外からはふくい舞さん、Buntaさん(TOTALFAT)、瀧澤賢太郎さんらを予定。地元学生のパフォーマンスもある。

 会場ではキッドビクス、サウナ、ピラティス、ヨガ、野外シアター、シーシャなどが体験できるほか、ジンギスカン、唐揚げ、カレーライス、ラーメン、芋の子汁などが味わえる。地元農家の野菜、絵描きアート、ハーブの販売、竹あかりの点灯や芝生に映像を投影するプロジェクションマッピング、たき火もある。

 また来場者が歌える「カラオケステージ」を用意。Goose houseの元メンバーd―iZe(ダイズ)さんがコーラスを重ねる“ハモリ”でぜいたくな野外ライブを体験できる。

 プラスビレッジは「何かを成し遂げるにはいろいろな人の協力が必要。それぞれが持つ力を結び合わせてこそ見える景色が在る」をコンセプトに、実行委メンバーが中心となり、地域の人の協力を得て開催するイベントを通じたまちおこしの取り組み。

 岩手を皮切りに全国各地に移動していく計画で、髙橋さんは「地域を盛り上げたいという共通した思いを持った人が集まった。その都度、現地の人を巻き込んで一緒にまちおこしをしていく。みんなが力を合わせて取り組む空間を全国でつくっていきたい」と話す。

 開場は21日が午後2時、22日が午前10時で、両日とも午後9時終演。入場券は2日間通しで一般4000円、県民3000円、学生1500円で高校生以下は無料。キャンプサイト、オートキャンプを利用する場合は別途3000円。オンライン配信(有料)もある。詳細はQRコードから。

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