個人向け県債発行へ 関係人口拡大目的は全国初【岩手】
県は20日、関係人口拡大とU・Iターン促進に向けた新たな施策として、個人向け地方債を発行することを明らかにした。県によると、関係人口拡大などを目的とした個人向け地方債は全国初という。発行額は10億円程度で、1万円から購入が可能。県外在住の若者や女性の口座開設者が多いとされるSBI証券で取り扱う。年末に申し込みが集中するふるさと納税との相乗効果も期待し、年内の発行を予定している。
達増拓也知事が同日の定例記者会見で発表した。
県の2023年度における公募公債発行は、グリーン・ブルーボンド(環境債)に続き3回目。個人向け地方債としては、03~10年度に青森、秋田両県と共同発行した「北東北みらい債」以来となる。
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