花巻

花巻電鉄の歴史 写真で解説 湯本・講座で菅原さん

所有する写真を紹介しながら花巻電鉄の歴史を語る菅原さん

 花巻市の湯本地区コミュニティ会議が主催する歴史講座は18日、同市の湯本地区体育館で開かれ、受講者が市内でかつて運行されていた花巻電鉄について学んだ。

 同会議の高齢者学級寿大学の一環として開催され、地元住民27人が受講した。花巻に残る貴重な文化遺産を紹介する「Act21」を主宰する同市中北万丁目の菅原唯夫さん(74)が講師を務めた。

 花巻電鉄は1915(大正4)年に開業。72年に廃線となるまで市民や温泉客の足として利用された。体育館内には菅原さんが所有する廃線の日に撮影された花巻電鉄の写真など約100点が展示され、菅原さんは各駅周辺の風景、花巻電鉄の歴史を解説した。

 その後、一行はバスで湯本地区内にある花巻電鉄ゆかりの地を巡り、写真と比較しながら時代の変化を感じていた。菅原さんは「写真資料は語り継ぐよりも大きな価値がある。家に花巻電鉄の写真などが残っているなら、後世に伝えるためにも大事に保管してほしい」と呼び掛けた。

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