紅葉映える奥州湖 きょう「霜降」
24日は二十四節気の「霜降」。暦の上では冬の訪れを前に気温が一段と下がり、大気中の水分が凍って霜が降りる頃とされる。
23日の県南地方は本州付近を覆う高気圧の影響で晴れ、最高気温は一関19.6度、奥州・若柳19.0度、北上18.6度、花巻18.2度(いずれも盛岡地方気象台調べ)と10月中旬並みの暖かさとなった。焼石岳や栗駒山では前日に強い寒気が入り、今季初の雪模様となった山頂部分で見頃を迎えていた紅葉が次第に山麓へと移りつつある。
奥州市胆沢若柳にある胆沢ダムでせき止められた奥州湖では、周囲の山肌が黄色や赤に色づきはじめ、見物客が湖畔を通る栗駒焼石ほっとライン沿いに設けられた広場から荒々しい岩肌と紅葉が湖面に映える猿岩などをカメラやスマートフォンで撮影。彦坂俊夫さん(77)=仙台市=は「カメラクラブの仲間と撮影旅行を計画しているので下見に訪れた。今週末には見頃になりそうだ」と語った。
同気象台によると、24日の県内も引き続き高気圧に覆われ、晴れや曇りとなる見込み。