西舘(花巻東高―中大)巨人1位 プロ野球ドラフト会議 2球団が競合
プロ野球ドラフト(新人選択)会議は26日、東京都内で開かれた。花巻東高出身で中央大の最速155キロ右腕・西舘勇陽投手(21)は、巨人、日本ハムの2球団から1位指名を受け、抽選の結果、巨人が交渉権を獲得した。【8、13面に関連】
西舘は一戸町出身で、花巻東高では1年夏からベンチ入りし、2年春夏、3年夏と甲子園に3度出場した。中大では1年秋から東都大学リーグに出場し、自慢の直球と切れ味鋭い変化球を武器に活躍を続け、3年秋にはベストナインに輝いた。
本県関係のドラフト1位指名は、1968年の阪急・山田久志投手(富士鉄釜石)、69年の西鉄・泉沢彰投手(盛岡鉄道管理局)、2009年の西武・菊池雄星投手(花巻東高、現ブルージェイズ)、12年の日本ハム・大谷翔平選手(花巻東高、現エンゼルス)、14年のソフトバンク・松本裕樹投手(盛岡大附高)、19年のロッテ・佐々木朗希投手(大船渡高)、巨人・堀田賢慎投手(花巻北中―青森山田高)に続く快挙となった。
このほか、専大北上高の近藤大雅捕手(18)がDeNAから育成枠5位で指名を受けた。
近藤は神戸甲南ボーイズ出身。高校1年では投手だったが、肩の強さや身体能力が持ち味で、2年秋から主に捕手として出場した。