暮らし支える技術発信 きょうまで花巻モノづくりEXPO
花巻工業クラブ(伊藤智仁会長)主催の「花巻モノづくりEXPO2023withルンビニーアート」は、花巻市大通りの市定住交流センターなはんプラザで開かれている。業界や暮らしを支える技術や製品を紹介し、花巻のものづくりの魅力を伝えている。29日まで。
花巻でものづくりに励む会員のPRを兼ねて、ものくづくりの面白さを発信しようと開催。「花巻フューチャーデザイン~未来世代が活(い)きる社会をクリエイティブに創造する~」をテーマに、市内19事業者が自慢の技術を紹介している。
中でも障害物との距離を高精度に測定できる車載ステレオカメラは、歩行者や車両など障害物を検知して自動的に回避できる。360度の映像をライブで映し出せる技術は、例えば不動産の物件を入居者が現地を訪れることなく内覧できる利便性を実現できるという。
排せつ物を密封する自動ラップ式ポータブルトイレは、衛生的に触れることなく簡単に汚物処理が可能。特殊な防臭フィルムでラップし、場所を選ばず使用できることから自宅介護や介護施設、災害時、医療機関などに加え、キャンプにも活用されているという。
各ブースでは担当者が自社の製品や技術を紹介。技術を体感したり、熱心に説明に耳を傾けたりする来場者でにぎわい、伊藤会長は「ものづくりは人々を幸せにする新しいモノを生み出すジャンル。ものづくりの大切さ、楽しさを感じてほしい」と話していた。
29日は天津木村さんや天文学者田崎文得さんのトークショー、レーザー彫刻などのワークショップ、会員事業所が景品を提供するスタンプラリーなどがある。時間は午前9時30分~午後4時。