防災・サッカー準備大切 児童、元日本代表と学ぶ ゴールデンドリーム【北上】
防災とスポーツを兼ねた「いわてゴールデンドリーム2023」は28日、北上市相去町のウエスタンデジタルスタジアムきたかみ(北上陸上競技場)で開かれた。県内の小学6年生50人が元サッカー日本代表と共に、防災とサッカーで大切なことを肌で体験した。
東日本大震災から12年が経過し、震災を経験していない子どもたちに防災とスポーツを掛け合わせて学んでもらおうと実行委が初めて企画。元日本代表の福西崇史さん、坪井慶介さん、岩渕真奈さんが訪れた。
児童たちは津波の速度を想定し、元代表の3人と一緒にダッシュ。避難時にどの程度の水が必要かを確かめ、2人一組で協力し合い重さ10キロの災害支援物資を運搬するリレーにも挑戦し、児童からは「重い」との声が聞かれた。
続くサッカー指導で、福西さん、坪井さんは「試合ではボールを持っていない時間の方が長いが、その時間にいかに準備するか。防災もサッカーも準備が大事だ」と強調。児童たちはドリブルやステップ、パスで、次の動作に向けた「準備」を意識しプレーした。
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