事故防止啓発に 柴犬が一役 奥州・江刺
輪禍死が相次ぐ奥州署管内で、交通事故防止を呼び掛ける街頭活動の助っ人として柴犬が登場し、話題を呼んでいる。奥州市江刺岩谷堂川原崎の髙橋徳治さん(75)が飼っているリキ(雄10歳)で、川原崎自治会の前会長として立哨する髙橋さんにお供し、啓発に一役買っている。
リキは髙橋さんの近所に住む女性が手作りした「交通安全」と記した黄色い服を着用し、今月から週1回、朝の通勤通学時間帯の街頭活動に参加。道路沿いで車両や歩行者をじっと見守っているような愛くるしい姿で、たちまち登下校の児童生徒らの人気者になった。
10月27日夕には同市江刺岩谷堂地内の川原崎交差点で行われた奥州署と市交通指導隊、江刺地区交通安全協会、同署地域交通安全活動推進委員協議会などによる事故抑止の特別活動に参加し、ライトの早め点灯などを求めた。
小雨の降る肌寒い天候となったが、髙橋さんはリキに黄色い雨がっぱを重ね着させて参加。「交通量の多い交差点なので、皆さんが事故に遭わないように、事故を起こさないように、リキと一緒に見守りたい」と話した。