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九戸、伊保内高の魅力発信 村民有志が映画製作 「青春ドデン」10日から公開 豊かな自然、祭りも見どころ

九戸村民有志による自主制作映画「青春ドデン」のポスター

 九戸村を主な舞台とした自主制作映画「青春ドデン」は、10日から県内外で公開される。村と地元の県立伊保内高校をPRするため、村民有志が製作委員会を立ち上げ、クラウドファンディング(CF)で資金を調達して実現。村職員や高校生、ご当地キャラクターなど総勢約300人が出演するにぎやかなコメディー作品で、九戸の魅力を幅広く発信する。

 製作委は今年1月、伊藤仁副村長をはじめとする村民有志が地域活性化につなげようと設立。CFのほか、村内外の企業や個人から寄付を募り、製作費用220万円を調達した。4月上旬にクランクイン。8月まで九戸村と盛岡市で撮影を行った。

 作品は、主人公・北山健一が地域おこし協力隊として九戸に移住し、ある日、村を揺るがす大事件が発生するという筋書き。もう1人の主人公で高校生の南原高志も登場し、転校先の伊保内高校でバレーボール部に入部。部の存続を懸けて強豪校との試合に臨むという二つのストーリーが絡み合う。

 九戸の豊かな自然や祭りのシーンも見どころの一つとなっている。

 北山役の村職員大澤洋介さん(40)は「映像作品への出演は初めて。不慣れな感じが出ているかもしれないが、多くの人に見て楽しんでほしい」と言い、南原役で同校3年の山本志道さん(18)は「伊保内高は先生と生徒の距離が近いのが魅力。どうしたら良く映るのか考えて製作に携わった」と話す。

 柴田清克監督は「地域で人が減少しないよう頑張っている人への応援歌として見てもらいたい」と語っている。

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