一関・平泉

農商工の魅力発信 産業まつり盛況 平泉

来場者の長い行列ができた恒例のいわて南牛もも肉丸焼き振る舞いコーナー

 平泉町内で収穫された地場産品や物産品などの魅力を、農商工が一体となり町内外に広く発信する第50回ひらいずみ産業まつり(実行委主催)は4日、同町の観自在王院跡で始まった。「見どころ!食べどころ!遺産のまち平泉の秋満載!!」をテーマに掲げた今回は、50回の節目を記念し5日までの2日間開催。新鮮な農畜産物の販売や姉妹都市・友好交流自治体コーナー、ステージイベントなど多彩な催しが行われる。

 開会式で実行委会長の青木幸保町長は「見どころ、食べどころの季節を迎えた中、秋の味覚に舌鼓を打ち2日間楽しんでほしい」とあいさつ。関係者のテープカットに続き、県立一関二高太鼓道場部の太鼓演奏でまつりがスタートした。

 会場には町内農業団体や商工業者など各種団体が自慢の逸品を並べ、販売するブースを開設。姉妹都市・友好交流自治体コーナーには和歌山県田辺市、東京都江東区、愛知県幸田町、福島県国見町、山形県酒田市が参加し、幸田町は特産の筆柿を先着100人に配布するなど、それぞれの魅力をアピールしている。

 中でも人気を集めたのは初日限定イベントのいわて南牛もも肉丸焼きコーナー。炭火で焼き上げた重さ58キロの肉が来場者に無料で振る舞われ、滝沢市から家族で訪れた千田奏斗君(11)=市立滝沢第二小学校5年=は「丸焼きは初めて見たけどすごかった。肉は歯応えがあっておいしい」と満足げに語った。

 5日のまつり開催時間は午前9時30分~午後3時。午前11時30分からいわて南牛丼をワンコイン500円(限定200食、1人2杯まで)で販売するほか、正午からは弁慶力餅競技保存会による餅つきと餅振る舞いなどが予定されている。

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