奥州・金ケ崎

「してみたい」駅前に活気 手作り品販売、演奏も 金ケ崎で初イベント

「してみたいFes」でにぎわうJR金ケ崎駅前イベント広場

 金ケ崎町盛り上げ隊(朝倉秀佳代表)の企画運営による初のフェス「してみたいFes」は5日、同町西根のJR金ケ崎駅舎内と駅前イベント広場で開かれた。「○○をしてみたい」をテーマに県内外から参加した70のテントが並び、手作りの雑貨のほか、衣類や書籍、飲食物などを販売したり、リラクゼーションサービスを提供したり、ミニイベントを催したりして、自らの“してみたい”をかなえ、詰め掛けた来場者を楽しませた。

 2005年に完成した駅舎を存分に活用し、これまでのように広場や軒下だけでなく、駅舎の1階エントランスや2階通路も加えて、会場内は買い物客でにぎわうショッピングモールのような雰囲気に。参加は物販に限らないのが特徴で、地元の県立金ケ崎高校からは2年生3人が「金ケ崎歴史的資産カードをPRしてみたい」と、自分たちで作成した名刺サイズの同カードを無料配布した。

 カードは「総合的な探求の時間」の課題研究の一環で▽鳥海柵(とのみのさく)跡▽旧千田正家住宅主屋▽千貫石ため池―の3種を作成した。それぞれの表に写真、裏に解説文を付けて、歴史的な価値に認識を求めている。8月に町内で配布を試みたが、思うような成果が得られず、同イベントで再配布した。来場者の反応などを参考に、近く新たなカードを作成するという。

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