道路構造物に理解 インフラメンテ勉強会 黒工高土木科【北上】
土木技術者の確保・育成に向けた県の「道路インフラメンテナンス勉強会」は10月30日、北上市村崎野の県立黒沢尻工業高校で開かれ、土木科2、3年生26人が地域交通を支える橋梁(きょうりょう)や構造物に理解を深めた。
県県土整備部道路環境課維持グループの川村匡永技師がクイズを交えて講話。本県には国、県、市町村などが管理する橋梁が約1万4000橋あり、県が管理する約2800橋のうち、建設後50年が経過した橋梁の割合は現在で約4割、20年後には約8割となることなどを説明した。
2012年に発生した中央自動車道笹子トンネルの天井板の落下事故に伴い、老朽化対策が本格化し、トンネルや橋などの点検や健全性の診断などが進められているとし、本県にある法定点検対象施設として、雪崩を防ぐスノーシェッド(同市)、落石から道路を守るロックシェッド(岩泉町)、吹雪の厳しい区間の路線を覆うスノーシェルター(西和賀町)などを紹介した。
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