一関・平泉

久々 元気な笑顔 長廊下で雑巾掛け競走 旧達古袋小【一関】

ゴールを目指して元気いっぱい雑巾掛けを行う参加者

 「なかなかZ―1グランプリ(GP)2023atたっこたい 記録会」(NPO法人一関のなかなか遺産を考える会主催)は12日、4年ぶりに一関市萩荘の旧達古袋小学校で開かれ、県内外から参加した21人が雑巾掛けをしながら廊下を駆け抜けた。

 同校は119メートルの長廊下が特徴の木造校舎で、国際なかなか遺産推進委員会(2012年発足)がどこにもない特異性を持ち、次世代に継承させたいと思える共有財産などを認定する「なかなか遺産」の第1号に14年に選定した。

 雑巾掛けレースは同校校舎を活用して長年実施しており、17年からは愛媛県の西予市商工会が商標登録権を持つ雑巾掛けレース「Z―1グランプリ」の名で開催している。新型コロナウイルス感染拡大防止による中止を挟み、今回は県内外の未就学児から中学生までの子どもに加え、一般には同推進委員会の代表代理として東京大生産技術研究所の林憲吾准教授が自身の研究所のメンバーらと参加した。

 例年は年齢ごとに各部門を設けてタイムを競っていたが、今回は部門を設けずにタイムも個人記録として順位付けの実施は見送り、当初は50メートル区間での競技を予定していたが未就学児は20メートル、一般は80メートルの距離に変更して行われた。

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