花巻
花巻の魅力 歩いて発見 観光促進へ初イベント
宮沢賢治ゆかりの地などを巡るまち歩きイベント「フォトロゲイニングｉｎ花巻２０２３」は１２日、花巻市大通りのホテルグランシェール花巻を発着点に開かれた。家族や友人同士、職場仲間などでつくる県内外の３２チーム８７人が参加し、ゲーム感覚でまち歩きを楽しんだ。
賢治とゆかりの深い同ホテルを運営するリオ・ホテルズ花巻が、賢治没後９０年の節目、映画「銀河鉄道の父」の公開に合わせ、交流人口の拡大を目的に、市、花巻観光協会と協力し、観光庁の補助事業を活用して初めて企画した。開会式では、同ホテルの滝田恵美総支配人が「花巻の魅力を発見してほしい」と呼び掛けた。
フォトロゲイニングは地図を基に、制限時間内にチェックポイントの得点を集めるスポーツ。走るか歩くかで移動し、チェックポイントで決められた構図でチームメンバーを入れて写真を撮る。難易度によって得点が異なり、合計点の多いチームが上位となる。
制限時間は３時間。チェックポイントには賢治自耕の地「下ノ畑」や賢治が命名した「イギリス海岸」、賢治が教師時代に勤めた花巻農学校跡地などゆかりの地をはじめ、米大リーグオールスターゲーム出場を記念し、ブルージェイズの菊池雄星投手とエンゼルスからフリーエージェントとなった大谷翔平選手（ともに花巻東高出）の手形などをあしらったモニュメント、ご当地ぱん「力あんぱん」の販売店など近年人気の観光スポット、グルメを取り入れた３４カ所を指定した。
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