動物サンタお目見え 女性ねぶた師制作 松屋銀座展示再利用 盛岡・カワトク
盛岡市菜園のパルクアベニュー・カワトクのショーウインドーに、ねぶたのクリスマスディスプレーがお目見えした。東京・銀座の百貨店「松屋銀座」で飾られていたものを再利用して展示しており、サンタクロースの帽子をかぶった動物たちのねぶたが、来店客を温かく出迎えている。
ねぶたは、初の女性ねぶた師・北村麻子さんが松屋銀座の依頼を受けて制作したもの。毎年テーマを変えて制作されるため、使用後は通常廃棄されてしまうが、再利用することでSDGs(持続可能な開発目標)に貢献しようと、カワトクが松屋銀座に申し出て展示が実現した。
展示場所は1階の公園口と、タクシー乗り場側の2カ所。
このうち公園口のウインドーには、15日朝にサンタクロースの帽子をかぶったレッサーパンダとペンギンのねぶたがお目見え。周囲には店内で販売している商品とともに、赤や緑のクリスマスカードが散りばめられ、道行く人の目を引いている。
12月25日まで展示。藤澤ゆみ子パルク店店長は「実物のねぶたはなかなか見る機会がないと思う。温かみのあるウインドーを楽しんでほしい」と話している。