命守る行動 最優先 奥州市 大地震想定し防災訓練
2023年度奥州市総合防災訓練は19日、市役所本庁で災害対策本部運営訓練、同市衣川の北股地区センターなどで避難所開設訓練が行われた。強い揺れの地震発生を想定して「シェイクアウト訓練」に参加し、市民らが身を守る方法や万が一の際の行動を学び、今後の備えとした。
内陸南部を震源地とした地震が発生し、胆沢、衣川では震度6強、その他の市内で同6弱を観測し、建物の倒壊やライフラインの寸断が起き、市は災害警戒本部を設置。北股地区では崖崩れにより避難指示が発令されたとの想定。
市役所では本部運営を確認すると同時に職員への動員伝達と非常招集、情報収集伝達などに取り組んだ。
11地区に避難所が開設され、このうち北股地区の避難所となった同地区センター体育館には住民ら60人が避難。午前9時からのシェイクアウト訓練では、地震発生を伝えるラジオが流れると、市の担当者が「頭を低くして」「頭を守って」「動かないで」などと呼び掛け、住民らが机の下に入り、揺れが収まるまで静かに待機した。
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