北上・西和賀

今季の無事祈る 月内オープン目指す 夏油高原スキー場【北上】

今季の安全祈願神事。ゲレンデの一部にうっすらと雪がある程度で、関係者は早期降雪を願った

 北上市和賀町の夏油高原スキー場で20日、2023~24年シーズンの安全祈願祭が行われた。スキー場開設30周年の節目に当たり、出席者は利用客増加と今季の無事故を願った。

 市や関係機関・団体、スキー場関係者約50人が出席。神事では同スキー場を運営する北日本リゾートの菅原三多英代表取締役、八重樫浩文市長らが玉串をささげた。

 菅原代表取締役は「当スキー場開設30周年で、北日本リゾートが運営を引き継ぎ10年。再スタートとなり、リフト券を電子化し飲食スペースをリニューアルする。10年後、その先の発展へこれまでの30年と同様に応援してほしい」と求め、八重樫市長も「この10年間、立派に運営いただいた。コロナ明け最初のシーズンだけに、次の10年へ共に盛り上げたい」と述べた。

 13日には山麓で約20センチの雪が積もったが既に溶け、20日はゲレンデにうっすらと雪がある程度。同スキー場は当初予定していた23日のオープンを見送り、積雪状況を見ながら今月中のオープンを目指す。ICチケットを導入し、手続きが済めばスムーズにリフトに乗ることができる。12月9日には宿泊客向けに酒類、ドリンクなどを扱うカフェ&パブを開業する。

 今季も「豪雪夏油」をうたい豊富な雪量、14の林間コースを前面にPR。インバウンド(訪日外国人客)は台湾、オーストラリアを中心に順調に予約が入っているという。入り込みは前季を約1万5000人上回る10万人を目標に掲げる。営業は24年5月6日まで。

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