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小山四段(釜石出身)初の著書発売 盛岡で来月トークイベント

小山四段初の著書「夢破れ、夢破れ、夢叶う―アマチュア棋士がプロに勝ち、プロになった話」

 本県出身者で初めて将棋プロ棋士となった小山怜央四段の著書「夢破れ、夢破れ、夢叶(かな)う―アマチュア棋士がプロに勝ち、プロになった話」が、28日に発売される。刊行を記念した小山四段と遠山雄亮六段によるトークイベントが、12月10日に盛岡市のジュンク堂書店盛岡店で開かれる。

 小山四段は1993年生まれ、釜石市出身。県立釜石高校、県立大を卒業し、就職を機に首都圏へ。今年4月、戦後初めて棋士養成機関「奨励会」を経ずにプロとなった。

 本書は「将棋との出会い~奨励会に挑戦」「高校入学~東日本大震災」「大学入学~二度目の奨励会挑戦」「サラリーマン生活~プロ編入試験の受験資格獲得」「プロへの挑戦」の5章立て。8歳からの将棋人生を振り返り、奨励会に入ることなくプロとなった軌跡をしたためている。

 さらに、プロ棋士になるという夢をかなえた今、新たな二つの夢を明かす。このほか、小山四段が通っていた将棋教室を運営する土橋吉孝日本将棋連盟釜石支部長、プロ編入試験直前に対局した遠山六段、師匠の北島忠雄七段のインタビューを掲載。3人から見た小山四段の成長や人柄が語られている。

 時事通信社発行。四六判152ページ、税抜き1500円。

 トークイベントは午後2時から。プロ編入試験を振り返る大盤解説やサイン会に加え、遠山六段を聞き手に、小山四段がプロ編入試験で苦労したポイント、プロとアマの違い、将棋の勉強法などを語る。同店で同書を購入した先着30人に配布される整理券が必要。問い合わせは同店=019(601)6161=へ。

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