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県産米粉で新スイーツ 試食会の反応上々 県政150周年記念【岩手】

記念スイーツを試食する参加者
県政150周年を記念し、県内15社が作った菓子

 県菓子工業組合主催の「県政150周年記念スイーツモニター試食会」は27日、盛岡市内のホテルで開かれた。参加者が県政150周年を記念して開発された県内15社の和菓子や洋菓子の新スイーツを味わい、反応は上々だった。

 記念スイーツの開発には、同組合に加入する県内132社のうち、山善(盛岡市)、菓匠丸文(花巻市)、かぎや菓子舗(北上市)など15社が夏ごろから着手。県産米粉を使用し、商品を開発した。

 試食会には同組合、県、米粉の原料となった県オリジナル水稲品種「金色の風」ともち米「こがねもち」を提供したJAいわて平泉のほか、一般モニターとして応募した県民、招待された北日本ハイテクニカルクッキングカレッジ(盛岡市)の学生ら約150人が参加した。

 同組合の菊地清理事長は「心の安らぎやほっとする時間を醸し出すのが菓子。岩手の有用な素材を使った15種類の力作を味わい、皆さんの意見や希望を頂戴したい」とあいさつ。参加者は塩大福やパウンドケーキ、カステラ、どら焼き、スフレ、まんじゅう、かりんとうなど各社のスイーツを試食した。

 菓子作りが趣味という花巻市の30代女性は塩大福を食べ「もちもちして弾力があり、小さいのに食べ応えがある。塩が利いていて中のあんも甘過ぎず食べやすい」と舌鼓を打っていた。

 記念スイーツは、試食会でのアンケート結果を参考に各社が改良を加えるなどし、早ければ2024年1月ごろから販売される予定。

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