花巻

ICカード運用開始 県交通花巻営業所管内

ICカードを車載器にかざして試乗する上田市長

 岩手県交通(本社盛岡市、本田一彦代表取締役会長兼社長)は、花巻営業所管内の路線バスで27日から順次、地域連携ICカード「Iwate Green Pass(イワテグリーンパス)」の導入を開始した。支払いやJRとの乗り継ぎがスムーズになり、乗客の利便性が向上する。12月下旬までに同営業所すべてのバスで対応する。

 管内は12路線あり、同営業所が管理するバスに段階的にICカード対応の決済システムを導入する。来月下旬までの1カ月間は、IC対応と従来の磁気カード対応のバスが混在するが、どちらも現金での支払いは可能だ。

 イワテグリーンパスは2000円(チャージ金1500円、預かり金500円)で、花巻駅前バス案内所、花巻空港バス案内所、県交通紫波営業所、盛岡バスセンターなどで購入できる。JR東日本のSuica(スイカ)など交通系ICカードと相互利用が可能。イワテグリーンパスで運賃を支払うと、支払金額の3%がポイントとして付与され、貯まったポイントは県交通のバス運賃の支払いに利用できる。

 27日には花巻市下小舟渡のイトーヨーカドー花巻店バスターミナルで運用開始式が行われ、上田東一市長らがカードを使って試乗し、市民の路線バスの利用促進に期待を寄せた。

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