昇竜の勢い 新年に期待 一関・サハラで置物作り最盛期
2023年も残すところあと1カ月余りとなる中、一関市厳美町字滝ノ上のガラスアートショップ「サハラガラスパーク」(野村実取締役支配人)では、来年の干支(えと)「辰(たつ)」をかたどった竜のガラス細工作りが最盛期を迎え、工房では職人が連日作業に追われている。
十二支にちなむガラス細工を毎年1個ずつ手作りしており、今年は11月から作業を開始。宝珠や赤い小づちを抱えてにらみを利かせるものや、雲間を縫って舞い上がる縁起物の「昇り竜」を表現した高さ20センチ前後の重厚感あふれる置物から、丸みを帯びたかわいらしいデザインの小さなものまでさまざまな種類が作られている。価格は2000円台から2万円台までを予定し12月に店頭販売を始める。
作業に当たる職人によると、竜は十二支の中でも形が複雑なため細工が難しいものの一つとのことで、頭の角やひげ、足先の鋭い爪を表現するため、赤々と燃える炉の中に繰り返しガラスを入れて溶かしながら、形を整える作業が続く。
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