県内外

自転車安全利用で連携 ヘルメット着用呼び掛け 県警など4者【岩手】

自転車の安全利用促進活動をスタートさせ、連携を確認する(左から)南部課長、石戸会長、佐々木さん、田端総括課長

 県警と県、日本損害保険協会東北支部岩手損保会、盛岡市のグラフィックデザイナー佐々木海太郎さん(44)が代表を務める任意団体「交通安全デザイン課」の4者は30日、自転車の安全利用に向けた連携活動をスタートさせた。佐々木さんがデザインした啓発ポスターやチラシを活用し、県民に自転車利用時のヘルメット着用などのマナーを広く呼び掛ける。

 自転車の安全利用を巡っては、ヘルメット着用の努力義務を課す改正道交法が4月に施行されるなど、情勢が大きく変化。警察庁が7月に実施した調査によると、本県のヘルメット着用率は全国平均(13・5%)を下回る7・6%と低く、着用促進の取り組みが急務となっている。また、全国では自転車事故で1億円近い賠償を求められる事例も発生していることから、万が一に備えて自転車賠償責任保険に加入することも推奨されている。

 こうした状況を踏まえ、県警と県、岩手損保会、交通安全デザイン課の4者が連携。広報啓発用にポスター500枚、チラシ3万5000枚を作製し、関係機関に配布するなどして、自転車の安全利用促進へ活動を展開することにした。

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