感謝、追悼思い乗せ 大東・摺沢でコンサート オカリナ講師・故小原さん指導サークルと孫共演【一関】
今年1月に78歳で亡くなった一関市大東町のオカリナ講師小原ヨシエさんが指導したオカリナサークル「ハピネス」と小原さんの孫の檀さん(17)=横浜市=による「すりさわハートフルコンサート」は3日、同町摺沢の大東コミュニティセンター「室蓬ホール」で開かれた。オカリナを手に集まったメンバーが檀さんのピアノに合わせて演奏を披露し、オカリナの素晴らしさを教えてくれた恩人に感謝と追悼の思いを届けた。
コンサートは摺沢地区福祉活動推進協議会(加藤英行会長)が、地域にオカリナを広めてくれた小原さんの孫で、横浜市立盲特別支援学校高等部2年の檀さんが数々のピアノコンクールで入賞していることを知って企画。両親や祖父母の郷里の摺沢で演奏を依頼したところ快諾を得て、ハピネスとの共演によるコンサートが実現した。
ステージは第1部でハピネスが登場し、「北上夜曲」「水色のワルツ」などを演奏。アンコールは「ヨシエ先生にささげる」として素朴な音色で「ふるさと」を響かせた。
第2部は檀さんがドビュッシーの「雨の庭」、ラヴェルの「ソナチネ第2楽章」などクラシックを披露。ジャズ調にアレンジした「メリークリスマス ミスターローレンス」(「戦場のメリークリスマス」から)や、ハピネスのメンバーが吹くオカリナと来場者の歌に合わせて「いい日旅立ち」も弾いた。
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