長編小説2タイトル! 毎日「ひまわり」、土曜「鋼鉄の城塞 ヤマトブジシンスイス」

 岩手日日新聞では、人気作家2人による長編小説をお読みいただけます。10月から毎日連載してきた「ひまわり」に加え、12月から「鋼鉄の城塞 ヤマトブジシンスイス」を毎週土曜日に掲載。「より広く、楽しく、読みやすく」をモットーにお届けする岩手日日の新企画をお楽しみください。さらに、電子新聞momottoならいつでも読み返すことができます。

 「ひまわり」を執筆する新川帆立さんは「毎日気負わずに読み続けられる小説になるよう頑張ります」、「鋼鉄の城塞 ヤマトブジシンスイス」の伊東潤さんは「小説は、専門的知識への橋渡しの役割を担うことができます。歴史上の教訓を後世に伝えていきたい」と思いを込めます。

「ひまわり」(毎日掲載)
新川帆立さん・作 安楽岡美穂さん・画

 事故で頸髄(けいずい)を損傷し、重度の障害を負いながら弁護士を目指して奮闘する女性を主人公に、暗い中でも明るい方に向かっていく姿を描く物語です。

作者略歴 新川帆立(しんかわ・ほたて)1991年アメリカ合衆国テキサス州生まれ。宮崎県育ち。東京大法学部卒業後、弁護士として勤務。第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2021年に作家デビュー。受賞作の『元彼の遺言状』と『競争の番人』が相次いでテレビドラマ化された。他の著作に『先祖探偵』『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』などがある。

「鋼鉄の城塞 ヤマトブジシンスイス」(毎週土曜日掲載)
伊東潤さん・作 前田なんとかさん・画

 日本人は戦争で何を失い、何を得たのか。そして何を誇りにし、何を指針として、これからの国際社会を生きていこうとしているのか。「大和」建艦の物語を通して、日本とは何かを追求します。

作者略歴 伊東潤(いとう・じゅん)1960年神奈川県生まれ。早稲田大卒業。2013年「国を蹴った男」で第34回吉川英治文学新人賞、「義烈千秋 天狗(てんぐ)党西へ」で第2回歴史時代作家クラブ賞作品賞、14年「巨鯨の海」で第4回山田風太郎賞および第1回高校生直木賞、『峠越え』で第20回中山義秀文学賞を受賞。近著に『天下大乱』などがある。