奥州・金ケ崎

国見平温泉 27日閉業 奥州・衣川 市、指定管理を断念

27日で営業を休止する奥州市衣川の国見平温泉

 奥州市衣川長袋の国見平温泉(衣川いきいき交流館)は、27日で営業を休止する。市は直営の同温泉について地元振興会への指定管理を含めて営業継続を検討してきたが、市が求める条件と折り合わず、やむなく営業休止の措置となった。営業終了後の同交流館については、地元の意向に沿って活用策を協議する方針だ。

 同市には市町村合併前に設置され、運営を引き継いだ日帰り温泉が3施設(前沢、黒滝、国見平)ある。前沢は現在指定管理者制度で運営されているが、黒滝、国見平は市が直営。開業から20年以上が経過して修繕や維持管理の経費がかさみ、市の財政負担が増している。

 日帰り温泉施設について市は、2022年度に民間移譲に向けた基本方針を定めた。24~26年度の3年間は指定管理で運営し、指定管理や譲渡が難しければ営業を休止して他の活用策か廃止を検討するとしていた。

 このうち国見平温泉は、指定管理者の公募に申し込みはなかったが、北股振興会(阿部睦雄会長)が24年度から指定管理を行う意思を示した。同振興会と今秋まで協議を続けた市によると、同振興会は受け皿となる組織の設置、年間約3000万円の赤字対策として経営安定化基金の創設を検討してきたものの、経営に関する具体的な計画がなく、住民同意を含めた運営資金確保の確認ができなかったという。そのため、市は24年度からの温泉営業について指定管理は行わないこととした。

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