一関・平泉

荘園米 中尊寺へ貢納 本寺地域づくり協【一関】

骨寺村荘園で収穫した新米を納めるため、駒形根神社を出発する一行=一関市厳美町

 本寺地区地域づくり推進協議会(五十嵐正一会長)の第17回骨寺村荘園中尊寺米納めは10日、一関市厳美町の駒形根神社から平泉町の中尊寺にかけて行われた。地元住民や市関係者ら70人が参加し、新米の「金色の風」3俵(1俵当たり10キロ)や袋入りの「ひとめぼれ」5キロなどを中尊寺に納めた。

 骨寺村荘園は、同寺の別当領だった歴史があり、中世以来の農村景観が現在も残る地域として国の重要文化的景観に選定されている。

 米納めの行事は、先人の営みや文化的価値を全国に発信しようと、2007年から行われている。

 今年も同荘園の水田に2品種を作付け。夏の猛暑、秋の長雨に見舞われたものの、厳しい気象環境を乗り越えて収量、品質とも例年以上という。

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