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作況「やや良」確定 東北農政局 今年産本県水稲【岩手】

 東北農政局は12日、2023年産本県水稲の作柄と収穫量を発表した。平年を100とした場合の作況指数は前回発表時(10月25日現在)と同じ104の「やや良」(105~102)。10アール当たり収量は551キロで前年より14キロ増えた。

 19~21年産は「やや良」、22年産は「平年並み」(101~99)で、「やや良」は2年ぶり。

 調査対象は県内の水田340カ所。同局岩手県拠点によると、県内は6月の日照不足などの影響で全もみ数はやや少なめとなった。7~9月に気温の高い日が続き、高温障害やカメムシ被害などの影響が一定程度見られたものの、日照が確保されたことなどから順調に登熟が進んで収量が伸び、作況指数は「やや良」となった。

 4地帯別に見ると、収量は花巻市から一関市まで県南8市町の北上川下流が547キロ(前年比13キロ増)、北上川上流が572キロ(同17キロ増)、北部が522キロ(同24キロ増)、東部が503キロ(同18キロ増)といずれも増加。作況指数は、北上川下流と北上川上流がともに104の「やや良」、東部が105の「やや良」。北部は例年見られるやませの影響がなかったことなどから107で、14年産以来9年ぶりの「良」となった。

 県全体、地帯別いずれも前回発表の作況指数、予想収量から変化はなかった。

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