甘み凝縮おいまつ柿 きょうから販売 花泉【一関】
鮮やかな色つやと軟らかくとろける食感が魅力の干し柿「おいまつ柿」の出荷作業は14日、一関市花泉町老松の作業場で始まった。屋外で約1カ月間寒風にさらしたことで甘味が凝縮された干し柿は、個包装した物を箱詰めし出荷。15日から市内で販売が始まり、作業は今後クリスマス前まで約10日間続けられる。
おいまつ柿は、皮をむいた渋柿を硫黄で薫蒸(くんじょう)してから干すことで、鮮やかなあめ色と表面を含め軟らかい食感になるのが特徴。特産品で地域を活性化しようと老松柿生産組合「おいまつ柿援隊」(小野寺義成組合長)が生産しており、今季は11月6日から1個ずつ手作業で皮をむいた1万1000個を屋外の干し場につるして仕上げられた。
価格は、贈答用に人気の箱入りが1500円(12個)~3000円(25個)、個包装しないパック詰めは500円(6~8個)。販売はイトウストア(同町花泉)、新鮮館おおまち(同市大町)、JAファーマーズいわて平泉(同市末広1丁目)のほか、旧JAいわて南老松支店の作業場でも発送を含め受け付け中。同組合では「今年は柿も大きく、おいしく仕上がった。全国各地への発送予約も既に数多く入っているので、希望者は早めに注文してほしい」としている。
問い合わせは小野寺英雄事務局長=090(2606)8088=へ。