北上・西和賀

荷台昇降作業安全に 義務化の特別教育開講 岩手技能講習センター・北上

参加者がテールゲートリフターの安全な操作を確認した特別教育

 北上市飯豊の岩手技能講習センター(花北モータースクール)は、トラックの荷台にあるテールゲートリフター操作の特別教育を開催している。受講の義務化に先立ち企画し、作業中の事故防止につなげる。

 貨物自動車の荷台後部に設置されるテールゲートリフターは、動力により駆動するリフト。2024年2月1日から作業従事者は特別教育を受講することが義務付けられることから、第一弾として19、22の両日に講習会を開いた。

 19日は貨物トラックを運搬に使用する北上、花巻両市の事業所などから約20人が参加。学科では同スクール講師からテールゲートリフターの種類や構造、安全な取り扱い、災害事例、関係法令などを学んだ。

 操作方法や点検などの実技では、荷物の積み込み、積み下ろしを体験。トラックの輪留めや、人が立ち入らないよう作業場所にコーンを置くなどの安全確保に続き、周囲や下部を点検してリフトを下降、上昇させ、かご台車を荷台に載せたり下ろしたりする作業を確認した。実技終了後は修了証が交付された。

 同センターの佐藤聡常務取締役は「取り扱う荷物に合わせ安定した状況で作業し、安全に荷物を上げ下げしてほしい」としている。

 特別教育は来月23、29日も開催する予定で、定員は各20人。問い合わせは同センター=0197(68)2523=へ。

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