一関・平泉

水かけ祭り盛り上げ ポスターでPR 来月11日 大東・大原【一関】

4年ぶりの通常開催となる一関市・大東大原水かけ祭りのPRポスター

 「天下の奇祭」と呼ばれる一関市大東町の「一関市・大東大原水かけ祭り」(同保存会主催)は、2月11日に同市大東町大原で行われる。新型コロナウイルス禍のため2021年以降は火防・厄除け祈願の神事のみが続き、4年ぶりに通常開催となる。縮小期間を挟んだため裸男は地元の厄年男性ら例年以上の参加が見込まれており、保存会は一関の冬を代表する祭りの安全と盛り上げへ準備を本格化させる。

 同祭りは1657(明暦3)年の明暦の大火をきっかけに火防祈願と火防宣伝を兼ねて始まったとされる。裸男が沿道から掛けられる清め水を浴びながら商店街を走り抜け、火防や無病息災を祈願する。2017年に県無形民俗文化財として指定を受けたが、コロナ禍のため21年から3年連続で縮小。直前の20年は地元と県内外を合わせて270人以上の裸男が参加した。

 366年目となる今年の祭りは午前9時の仮装手踊りなどで開幕。同10時10分から大しめ縄奉納修祓式を行うほか、芸能団体によるストリート演舞、まとい振り、太鼓山車やみこしなどの行進が繰り広げられる。

 ハイライトの水かけは午後3時に開始予定。地元の厄年の男性や県内外からの参加者が防火や厄よけの願いを込め、沿道からの清め水を浴びながら大原の商店街を勇壮に駆け抜ける。

 保存会によると、裸男の参加人数が唯一300人を超えたのは18年の320人。地区外参加者は風呂の収容能力から180人程度が限度となるが、地元参加者は縮小の3年間に参加できなかった人から「厄年は過ぎたが参加したい」などの声が寄せられているといい、全体で300人を超える人数も想定し準備を進める構えだ。

 完成したポスターはB1判で、水しぶきの中を懸命に駆ける裸男たちの躍動的な写真と「天下の奇祭」「水かけ祭り」の文字が目を引く。保存会は町内外に500枚を張り出し祭りをPRするほか、当日のイベント内容をまとめたチラシも作製し、関係先に配布する。

 地区外参加者の申し込みは今月22日から31日まで、保存会事務局の大原市民センター=0191(72)2282=で受け付ける。

 保存会の金野幸冨会長は「4年ぶりの通常開催となる水かけ祭りをコロナなどの感染対策にも注意しながら安全に開催し、冬の一関を大いに盛り上げたい」と意気込む。

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