雪上楽園 今年も オープン延期 待たれる降雪 真湯温泉【一関】
雪遊びを楽しんでもらおうと、「いちのせき雪上楽園2024in真湯温泉」が、一関市厳美町の真湯温泉センタージャブジャブ広場に開設される。閑散期に多くの誘客を目指し、特大のスノースライダーや巨大な雪の迷路を楽しんでもらう企画。当初は6日にオープン予定だったが、雪不足のため延期となり、関係者は降雪を待ち望んでいる。
雪上楽園は、国道342号真湯―須川高原温泉間が閉鎖されて閑散期となる冬季に、市街地から同温泉までのアクセスの良さや豊富な積雪量を生かし、雪遊びに親しんでもらおうと、2023年に続いて企画された。市の地域おこし事業(元気な地域づくり事業)として、一関ネイチャーセンターと一関市が主催し、NPO法人須川の自然を考える会や一関温泉郷協議会、世界遺産平泉・一関DMOが協力する。
23年は1月7日から2月末まで計18日間開設され、来場者は延べ2053人で、1日平均114人に上り好評を博した。
今年は6日からの予定だったが、会場となるジャブジャブ広場は雪が少なく、遊び場を設営できないことから、オープンを延期。今後はまとまった雪が降れば、関係者が現地確認した上で開催日を判断するとしている。
開催日は2月25日までの土日・祝日を予定。時間は午前9時15分~午後4時。会場には特大スノースライダーや雪の巨大迷路を設置するほか、雪だるま作りなどに取り組むためのフリースペースを設ける。荒天時は、開催の中止や時間の短縮などの措置が取られる可能性がある。入場料は1人800円で、0~2歳は無料。シーズン券1人2400円。入場者には真湯温泉の入浴半額券をプレゼントする。スライダー用チューブも有料で貸し出す。
今季は新たに平日の貸し切りプランを用意した。時間は5時間以内で、料金は8万8000円(税込み)。
問い合わせは市観光物産課=0191(21)8413=へ。