花巻

気引き締め分列行進 3市町で消防出初め 花巻市

上町通りを隊列を組んで行進する花巻市消防団員

 花巻市と西和賀、金ケ崎の両町で7日、消防出初め式が行われた。分列行進や観閲などがあり、消防団員が一年の無火災、無災害に決意を新たにした。

 花巻市では、消防団員660人が参加し、同市若葉町の市文化会館などで式典、分列行進、防火祈願が行われた。式典に先立ち能登半島地震の犠牲者に黙祷(もくとう)をささげ冥福を祈った。

 式典で消防活動に長年従事、無火災など功績のあった6分団、19部、420人の団員・職員を表彰。統監の上田東一市長は式辞で万が一に備えた訓練の大切さを強調し「市民の生命・身体・財産を災害から守るため団結を強固にし、有事の際には尽力を期待する」と述べた。

 引き続き団員と消防車両61台が、市文化会館から市消防本部を経て同市上町の花巻郵便局前まで分列行進した。1分団5部所属の住吉美咲さん(28)は女性団員では初の敬礼終点標員を務め、「年明けから地震や火災が多いと感じる。団員として少しでも困っている人たちの力になりたい」と気を引き締めていた。

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