広域緊急援助隊を派遣 岩手県警 不明者捜索、救助開始へ
能登半島地震の被災地支援のため、県警(高水紀美彦本部長)は10日、石川県に広域緊急援助隊を派遣した。17日まで行方不明者の捜索活動などに当たる。
石川県公安委員会の要請を受け、8日に派遣を決定。10日午前3時、機動隊員ら17人が被災地に向けて出発した。被害が甚大だった珠洲市で、11日から本格的に行方不明者の捜索活動や救助活動を行う予定。
県警警備課の日山信夫監察官兼災害対策室長は「東日本大震災の発生時は、全国の警察にお世話になった。援助隊には被災者に寄り添った活動を展開してほしい」と話した。
このほか、県ではDPAT(災害派遣精神医療チーム)の派遣を決定。14~18日に岩手医科大の医師や保健師らで構成する1隊4人が、現地のニーズに応じて石川県内で被災者の心のケアなどに取り組むことを想定している。