共同作品に「郷土愛を」 鬼の館開館30周年 モニュメント新装へ WSで親子ら面色塗り【北上】
北上市和賀町岩崎の市立鬼の館(小田島孝館長)は2024年度の開館30周年に合わせ、エントランスホールの巨大モニュメントをリニューアルする。高さ約3メートルの「北上鬼剣舞・大型鬼面」の両側に並ぶ創作仮面を新しくする試みで、8日には鬼の館で鬼面に色を塗るワークショップ(WS)が行われ、親子らが心を込めて作業に取り組んだ。
同モニュメントの創作仮面は、20年近く前に県立黒沢尻北高校美術部が手掛けたもので、さまざまなデザイン、色使いの200点以上が展示され、来館者にインパクトを与えている。
今回のリニューアルは、鬼の館と利根山光人記念美術館のコラボレーション企画。創作仮面の代わりに、同市と縁の深い造形作家・故岩間正男制作の鋳鉄製「鬼面」をかたどった段ボールの面(直径約30センチ)160点と鳥型ボード40点を飾る計画で、市民らに自由に彩色してもらい、手作りの共同作品として仕上げる。
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