年度代表馬にノーブルサターン 岩手競馬 馬っこの会(一関・千厩)など馬事文化賞
岩手競馬の2023年度代表馬等選考委員会(加藤久智委員長)は16日、盛岡市の盛岡競馬場で開かれ、年度代表馬にノーブルサターン(牡9歳、吉木伸彦馬主、板垣吉則調教師)を選出した。
ノーブルサターンは、今季8戦4勝の成績で獲得賞金は約2740万円。桐花賞を2連覇するなど年間を通してレベルの高いレースで成績を残し活躍したことが評価され、4歳以上最優秀馬とともに年度代表馬に選ばれた。
馬事文化賞には、一関市の千厩・大夫黒(たゆうぐろ)・馬っこの会(昆野洋子会長)と、釜石市の三陸駒舎(黍原豊共同設立者・理事)の2団体を選出。このうち同馬っこの会は、一関市千厩町で鍛錬され平安末期の源平合戦で活躍した源義経の愛馬「大夫黒」の歴史を研究し、後世に伝える活動を展開。協力金を募り等身大モニュメントを製作し、23年3月に同町の商店街に建立するなど、地域文化の保護、継承活動に関する功績が評価された。
各部門表彰馬は次の通り。
▽2歳最優秀馬=フジユージーン(牡2歳、富士ファーム馬主、瀬戸幸一調教師、5戦5勝)▽最優秀牝馬・3歳最優秀馬=ミニアチュール(牝3歳、平賀敏男馬主、佐藤祐司調教師、9戦6勝)▽最優秀ターフホース=ゴールドギア(牡8歳、有馬博文馬主、伊藤和忍調教師、7戦1勝)▽最優秀短距離馬=キラットダイヤ(牝6歳、小林祐介馬主、板垣吉則調教師、4戦3勝)