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いわてDX 西部開発農産(北上)大賞 スマート農業推進で

達増知事(前列中央)から表彰を受けた受賞団体の関係者

 産学官金で構成するいわてデジタルトランスフォーメーション(DX)連携会議(会長・達増拓也知事)は17日、県内企業・団体のデジタル化につながる優れた取り組みを表彰する「いわてDX大賞」を発表した。2023年度の大賞には、情報通信技術(ICT)を活用したスマート農業に取り組む農業生産法人西部開発農産(本社北上市、照井勝也代表取締役社長)が輝いた。

 表彰制度は22年度に新設され、デジタル技術を活用し効率化や課題解決に取り組んだ事例が対象。県内から8件の応募があり、審査で大賞、優秀賞、特別賞(企業連携賞、官民協働連携賞)を1点ずつ選んだ。

 大賞に選ばれた西部開発農産は、農畜産物の生産販売などを手掛ける会社で、従業員数は105人(昨年5月現在)。農業DXの取り組みとして、営農・生産管理システムを導入し、営農情報の記録を自動化。農業機械の稼働情報も記録し、リアルタイム表示も行いながら、従業員がスマートフォンを使って情報共有するこで作業の「視(み)える化」を図っている。

 表彰式は17日に盛岡市内で行われ、同社からは生産部の清水一孝部長と小原裕業務課長が出席。達増知事から表彰状とトロフィーを受け取った。

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