奥州・金ケ崎

「地域に元気」永岡蘇民祭 28日、4年ぶり通常開催【金ケ崎】

 おらが村の永岡蘇民祭(実行委主催)は、28日午前10時30分から、金ケ崎町永沢関田前の永沢土地改良区駐車場で開かれる。コロナ禍の影響で4年ぶりに通常実施するもので、下帯姿の男たちが清めの水を浴びながら蘇民袋争奪の肉弾戦を繰り広げる。胆江地方の歴史ある蘇民祭が相次いで継続を断念する中での開催となることからも、実行委では「地域の皆さんに元気を与えたい」と意気込んでいる。

 1988年に見舞われた記録的な集中豪雨からの復興を願って89年から始まり、その後は五穀豊穣(ほうじょう)と無病息災を願って、例年1月第4土曜日に前夜祭、同第4日曜日に蘇民祭を行っている。コロナ禍の影響で2021年からは護摩焚(た)き法要のみ続けてきた。

 蘇民祭当日は開会行事に続き、午前10時45分から餅つき、同11時に裸男の入場と祈祷(きとう)祭、同15分から水かけ祭りと蘇民袋の争奪戦が行われる。また、前夜祭は27日午後6時から同町永沢大林の観音寺で、護摩焚き法要などが行われる。

 胆江地方では奥州市江刺伊手で行われてきた熊野神社蘇民祭が22年12月に保存会の解散に伴って400年を超える歴史の幕を閉じたほか、1000年を超えて受け継がれてきた同市水沢黒石町の黒石寺蘇民祭も今年2月を最後とする方針が示されている。

 そのためか、争奪戦への参加の可否に関する県内外からの問い合わせも多く寄せられ、実行委でも当初検討していた参加制限を設けずに通常実施へ踏み切ることにしたという。当日申し込みは下永沢コミュニティー消防センターで午前9時ごろまで受け付ける。参加費は2000円。

 実行委の髙橋利男委員長(74)は「4年ぶりの開催なので、ぜひ会場に足を運んでほしい。地域の皆さんに元気を与えたい。争奪戦については時の運だが、地元の裸男には頑張ってほしい」と話している。

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