入館者2万人 ポケモン化石博物館・盛岡
盛岡市上田の県立博物館(髙橋廣至館長)で開催されている特別展「ポケモン化石博物館」の入館者が28日、2万人に到達した。記念セレモニーが行われ、節目の入館者に記念品を贈って大台突破を祝った。
2万人目の入館者となったのは宮城県石巻市の大林侑平ちゃん(6)。父洋佑さん(34)、母千明さん(37)と一緒に訪れ、髙橋館長から記念品としてピカチュウのぬいぐるみ、秀衡塗のわんと箸が贈られた。
ポケモンのゲームやアニメが好きという侑平ちゃんは縫いぐるみを手に「うれしい」と満面の笑み。同日が誕生日でもあった洋佑さんは「子どもがポケモンを好きなので小旅行を兼ねて来たが、びっくりした。いろいろな物があると聞いたので楽しみに見たい」と語った。
特別展は人気ゲーム「ポケットモンスター」とコラボレーションした全国巡回展で、2023年12月19日に開幕。想像骨格模型などのポケモン関連展示、県内で出土したアンモナイトや恐竜の化石レプリカ、恐竜の全身骨格を含む150点以上の化石標本を3月3日まで公開している。
同館によると、1カ月余りでの2万人到達は、過去20年間で最多の約2万5000人が来場した特別展「義経展」(05年7月下旬~9月初旬)を超えるペース。髙橋館長は「子どもから大人まで誰でも楽しめる企画なので、ぜひこの機会に来て楽しんでもらいたい」と話している。