北上・西和賀

「西わらび」GI登録 県内8例目 ブランド飛躍に期待 西和賀

西和賀町内で生産されているワラビ=2023年5月、つきざわワラビ園

 西和賀町特産の「西わらび」が29日、地域の特性を生かした農産品のブランドを守る農林水産省の地理的表示(GI)保護制度に登録された。県内で8例目。豪雪地が育む良質ワラビの知名度や生産者の意欲向上、地域のイメージアップ、販路拡大などが見込まれ、地元関係者は一層のブランド強化に力を入れる。

 同制度は、品質や社会的評価といった特性が産地と結び付いている農林水産物などを知的財産として保護するもので、登録により品質保証や「GIマーク」の使用が認められ、他産地との差別化などが図られる。

 西わらびは、町内で栽培、採取され、太さ、長さの規格を満たしたワラビ(根茎などを含む)で、あくや筋が少なく、独特の粘りと風味によるとろっとした食感が特長。気温が一定となる雪の下でうま味成分を蓄えるとして町内外で高く評価されており、2009年に商標登録された。

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