一関・平泉

蔵書(人口千人当たり冊数)全国一 一関市立図書館 独自に集計 個人貸し出しは24位

一関市立一関図書館内の蔵書。市内8館の合計冊数は、人口1000人当たり蔵書冊数が全国同規模の市区立図書館で1位となった

 一関市が日本図書館協会発行の統計書「日本の図書館 統計と名簿2022」を基に独自に算出したところ、同市立図書館の人口1000人当たり蔵書冊数は、全国の同規模自治体の市区立図書館の中で1位となった。資料費予算額も2位となり、施設の充実ぶりがうかがえる。同市は「大切にそろえてきた蔵書をより多くの皆さんに利用していただきたい」と呼び掛けている。

 比較したのは、人口10万人以上15万人未満の全国103市区の市区立図書館312館。同市によると、住民基本台帳人口(2021年1月1日現在)を使用し、1000冊単位にした蔵書冊数を1000人単位でまとめた人口で割り、順位を付ける方法で算出した。

 同市立図書館の蔵書冊数は一関、花泉、大東、千厩、東山、室根、川崎、藤沢の8館合わせて98万5000冊(22年3月31日現在)で、人口1000人当たりでは8640冊となる。同市によると、14年に新一関図書館を開館して以降、毎年1億円規模の予算を組んで資料の充実を図ってきた成果が表れたとみられる。

 このほか、同市の人口1000人当たりの資料費予算額は68万700円で2位、21年度個人貸出数は6750冊で24位となった。同市は個人貸出数について、新型コロナウイルス感染拡大を防止する観点から図書館サービスの一部を制限したことに伴う利用者の減少や、市域が広いため図書館へ足を運ぶことが難しい市民がいる状況などが影響したと分析している。

 同市は「市民の心を豊かに満たし、市民とともに成長する図書館」を図書館運営の基本目標に掲げ、購入や除籍によって蔵書を常に入れ替えるとともに郷土資料の収集、保存にも力を入れている。

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