花巻
本の魅力 ポップで伝え 花巻・大迫高 作成講習会
県立大迫高校（大木由里校長、生徒５４人）のＰＯＰ（ポップ）作成講習会は１月３１日、花巻市大迫町の同校で開かれ、２年生１５人が本の魅力を紹介するポップ作りを通して伝える力を身に付けた。
同校のキャリア教育の一環で初めて実施され、東山堂（盛岡市）外商部の中野雄大さん（４１）らが講師を務めた。
生徒は中野さんの講義を受けた後、持参した小説や漫画をＰＲするポップを作成。文字数やフォントなどを意識しながら、色紙にキャッチコピー、粗筋などを書き込んだ。
完成品は図書室に展示する。小学生の頃から愛読している小説のポップを作った梅津葵さんは「文字のバランス、どうやったら相手に本の魅力が伝わるかを考えるのが難しい。書店ではポップをあまり見ていなかったが、興味を持った」と話していた。
中野さんは「社会に出たら受動態ではいけない。自分の思いを伝えることの重要性を知ってもらいたい」と願っていた。
