一関・平泉

シャトル馬車 今年も せんまやひなまつり 週末に運行【一関】

せんまやひなまつりの会場で運行されているシャトル馬車

 一関市千厩町で開かれている第17回せんまやひなまつり(実行委主催、3月3日まで)で、昨年に続き「せんまやシャトル馬車」が運行されている。期間中の週末に、JR千厩駅とまちの駅新町JaJa馬プラザの間を往復。馬にゆかりの深い千厩らしい取り組みで、子ども連れらを中心に人気を集めている。

 千厩には、源義家が1000頭の軍馬をつないだ、源義経の愛馬大夫黒が育ったなど馬が登場する伝説があり、戦前は軍馬を買い付ける馬市がにぎわった歴史もある。シャトル馬車は市観光協会千厩が主催。随時運行し、三十三段雛(びな)を並べている松澤神社などの停留所を経由する。

 17日の運行は天候に恵まれ、来場者は商店街の周遊を楽しんでいた。馬車に乗った菅原優心君(千厩小学校5年)は「思ったより進むのが速くて楽しい」、中澤禅君(同)は「いつもよりきれいな景色に見えた」と話していた。

 乗車無料。今後は23、25日、3月3日の午前10時~午後4時に運行する。同まつりは23日からの3連休に、千厩酒のくら交流施設で関連イベントを集中開催。23日は県立千厩高校の生徒が集まり、箏曲部、音楽部、吹奏楽部のステージや茶道部のお点前披露、生産技術科による花き販売が行われる。24、25の両日は「おひなマルシェ」を開く。

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