奥州・金ケ崎

4車線拡幅へ 国道4号水沢金ケ崎道路

国交相諮問機関 来年度事業化「妥当」

 国土交通相の諮問機関である社会資本整備審議会の道路分科会事業評価部会は、一般国道4号水沢金ケ崎道路(奥州市水沢佐倉河―金ケ崎町西根間)の延長3・1キロの4車線拡幅事業について、2024年度新規事業化は「妥当」と判断した。交通混雑を緩和するとともに、県南地方の工業団地をはじめとした産業集積地への物流経路、救急医療施設への搬送経路を円滑に確保できると期待されている。

 ともに事業中の水沢東バイパス(延長9・6キロ)と金ケ崎拡幅(延長5・2キロ)を結ぶ同市水沢佐倉河字竈堂地内から同町西根土橋上地内までの区間で、水沢インターチェンジ(IC)への出入り口が含まれている。全体事業費は約150億円。計画交通量は1日当たり3万200台(乗用車2万700台、小型貨物3100台、普通貨物6400台)。

 この区間は前後区間と比べて交通量が多く慢性的に混雑が発生し、冬季は速度低下区間がさらに拡大する。特に並行する東北道は冬季の通行止めが多く、通行止めになった場合、国道4号に交通が集中することで通常期と比べて約7割の速度低下となるという。

 新規事業化によって交通容量を確保することで、通行止めの場合でも一定程度の速度性を保てるようになると推計されている。

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