一関・平泉

彼岸の削り花鮮やか 老クが仕上げ作業 藤沢・大籠【一関】

「彼岸花」の花束を仕上げる会員

 一関市藤沢町大籠の老人クラブ・下大籠共老会(佐藤正義会長)は、仏花の代わりとなる「彼岸花」を地区内で作った。地元の集会所には地区や近隣で販売する色鮮やかな造花の花束が並び、今年も春彼岸を迎える準備が整った。

 彼岸花は削り花ともいわれ、春先に生花が出回ることが少なかった1988年当時、宮城県気仙沼市の本吉地区の老人クラブから指導を受けて作り始めた。注文を受けた大籠地区内の家庭への販売をはじめ、近隣の産直施設などでも取り扱い、春の風物詩となっている。新型コロナウイルスの感染拡大中も、絶やさず作り続けてきた。

 今年は2月上旬から作業を始め、計300束を制作。14日は千松自治会館で仕上げが行われ、会員11人が慣れた手つきで彼岸花にネコヤナギやツゲを添え、花束が完成した。

 特徴的な花びらの部分にはコシアブラの幹を使い、幹の先をほうき状に薄く削った後、染料で5色に染めて作っている。

 千葉とき子副会長(73)は「お彼岸にお墓に一斉に飾られると、きれいで見事なもの。作る人が少なくなってきたが、あらかじめ家で花を削ってくるなどみんなが頑張っている。手作業のベテランなので頼もしい」と話していた。

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