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イヌワシ生息マップ公表 県、風力発電開発と重複回避へ【岩手】

イヌワシの重要な生息地などを示したマップ。県HPで公表している

 県は、風力発電事業の計画において絶滅危惧種のイヌワシ生息地との重複など環境影響が懸念される例が散見されることから、開発を避けるべき保全エリア「レッドゾーン」を示したマップを初めて公表した。開発に適さないエリアをあらかじめ示すことで、環境に配慮した計画と円滑な手続きにつなげたい考え。マップは県ホームページ(HP)に掲載している。

 風力発電事業を巡っては、県内で環境影響評価(環境アセスメント)の手続き案件が増えており、2022年度は過去最多8件に上った。一方でイヌワシ生息地との重複など立地選定が不適切な事業が散見され、再検討を求める厳しい意見が出されていた。こうした経緯から、県は事業者が環境影響に配慮できるよう、立地を回避すべきエリアをマップで可視化しレッドゾーンとして明示することにした。

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