奥州・金ケ崎

スイセンとニラ間違える 奥州保健所管内 女性2人食中毒

 県は9日、誤ってスイセンを食べた奥州保健所管内の60代と80代の女性各1人が食中毒となったと発表した。県内で植物性自然毒を原因とする食中毒が発生したのは3年ぶり。2人とも頭痛などの症状が出たが、快方に向かっているという。

 県県民くらしの安全課によると、8日午前8時ごろ、女性2人は食用のニラと誤って採取したスイセンを、自宅で卵とじに調理して食べた。嘔吐(おうと)と頭痛の症状が出たことから医療機関を受診し、スイセンが原因の食中毒と診断された。

 同課では今季初の有毒植物による食中毒患者が発生したのを受け、県のホームページに注意事項を掲載。食用植物と確実に判断できない場合、採取したり食べたり、人にあげたりしないよう呼び掛けている。食べて異常を感じたときは早急に医師の診断を受けるよう喚起している。

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