奥州・金ケ崎

はやし屋台や創作演舞 あす日高火防祭 奥州・水沢

 奥州市水沢に春を告げる「日高火防祭(ひぶせまつり)」は、27日に水沢駅通りなどの中心市街地で開かれる。火防の願いを込めた300年余りの歴史を誇る伝統の祭典で、絢爛(けんらん)豪華なはやし屋台が練り歩くほか、42歳と25歳の厄年連による創作演舞、纏(まとい)振り、みこしの運行などが行われる。

 今年も本祭のみの1日開催で、はやし屋台の運行はコロナ禍前に近いルートを設定し、屋台の登場人数は制限を設けずに行われる。全9町組のうち、屋台の運行は7町組が予定し、2町組が「町印」と「打ちばやし」に出演する。屋台には小学生を中心に170人余りが登場する。

 午後1時30分から大手通りで屋台7台が一堂に会する「遙拝(ようはい)式」とそろい打ちを行い、その後に市街地を巡行する。夜の部は7時25分に始まり、7時40分から水沢駅通りで祭りの呼び物の「そろい打ち」、8時からメイプル交差点前で「相打ち」が行われる。

 水沢駅通りでの駅前祭典は、午後0時30分から日高ななつ星などの幼保施設と放課後児童クラブの子どもたちによる稚児行列で始まる。23年度の水沢厄年連、今年度の前沢厄年連と江刺年祝連の演舞、伊藤流行山鹿踊(ししおどり)保存会などが鹿踊りを披露する。

 今年度水沢25歳厄年連「龍華生(りゅうかしょう)」は午後1時と3時30分、6時20分、同42歳厄年連「亥舞陣(いまじん)」は1時15分、3時45分、6時50分にそれぞれ駅通り(本部前)で創作演舞を披露する。

 日高神社祭典委員会と水沢神輿輿和會(みこしこうわかい)のみこし運行は午後0時30分、市消防団の纏振りは1時45分にともに水沢保健センター前を出発。駅通りにはみこしが4時30分、纏振りは5時5分に到着する予定。

 当日は武家住宅資料館(水沢吉小路)や地域交流館アスピア(同)、メイプル東館1階(水沢横町)などが休憩所になる。

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