北上・西和賀

青空に鮮やか放水 北上市消防演習

一斉放水訓練などが繰り広げられた北上市消防演習

 2024年度北上市消防演習は29日、同市立花の市立公園展勝地で行われた。関係機関・団体から約1200人が参加し、部隊訓練や分列行進、一斉放水訓練などを繰り広げ、防火・防災へ心を一つにした。

 式典で、統監の八重樫浩文市長は宮古市で20日に発生した山林火災などに触れながら「今の季節は風が強く、空気も乾燥している。火災はいつ起こるか分からない。日ごろの訓練の成果を最大限に発揮し、実りある日にしてほしい」と訓示した。

 消防団員らは表情を引き締めて観閲、点検を受け、ラッパ隊を先導に桜並木を堂々と分列行進した。ときわだい保育園幼年消防クラブによる集団演技「明日があるさ」では、園児たちが愛らしくダンスを披露し、火の用心を呼び掛けた。

 最後の放水訓練では団員らが北上川河川敷に並んでホースを高々と掲げ、一斉に上空へと水を放出させた。鮮やかな虹色のカーテンが彩ると、見物客から大きな歓声が上がった。

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