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盛岡の魅力満載 「絵図鑑」が完成 柔らかさ醸し出す手描き

盛岡の魅力が200点以上詰まったイラスト集「盛岡絵図鑑」

 盛岡市は、まちの文化や魅力を発信しようと、公式のイラスト素材集「盛岡絵図鑑」を作製した。柔らかなタッチのイラストが多数収録された素材集には盛岡の魅力が満載。市は「市内外の方に活用してもらい、イメージアップにつなげたい」としている。

 市は、米紙ニューヨーク・タイムズで盛岡が紹介されたことを機に、まちの文化や日常などの魅力の発信力を強化しようと、シティープロモーションとして従来からある写真や動画などの素材に加え、イラストの制作に取り組むことにし、市内のデザイン会社に依頼して一冊にまとめた。

 完成した絵図鑑はA5判、112ページ。じゃじゃ麺、冷麺、わんこそばの三大麺、福田パンなどの食文化、岩手山、中津川などの風景、岩手銀行赤レンガ館、櫻山神社といった歴史・伝統的な建物、新渡戸稲造、金田一京助らゆかりの偉人、神子田朝市、舟っこ流しなど盛岡に根付いた暮らしや文化の魅力を200点以上のイラストで表現している。

 イラストは手描きのタッチでモノクロの表現と相まって、柔らかさを醸し出している。一人のデザイナーが担当し、統一性も持たせた。市は盛岡をイメージしてもらう「観光ブック」の役割を担うことにも期待している。800部作製し、市内の宿泊施設や協力事業者などに配布する。

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