花巻

元気に泣き笑い 花巻・東和 豆力士が取組

元気いっぱいの泣き声で会場を沸かせる豆力士

 花巻市東和町北成島の三熊野神社で4、5の両日、第36回毘沙門まつり・全国泣き相撲大会(実行委主催)が開かれた。北は北海道、南は福岡県まで600人を超える豆力士がエントリー。元気な泣き声を響かせて詰め掛けた観客を沸かせた。

 泣き相撲は、同神社に伝わる特殊神事「十二番角力(すもう)式」に由来し、春と秋の年2回行われている。子どもの健やかな成長を祈願する神事で、大型連休に合わせた春の泣き相撲は全国から出場者を募集。今回は花巻市や盛岡市、北上市など県内を中心に生後半年から1歳半までの618人が応募した。

 ルールは泣いた方が負け。親方に抱えられて土俵入りした豆力士は「ヨオッ、ヨオッ」の掛け声に合わせて行司の前で顔を突き合わせると、今にも泣き出しそうな「こらえ泣き」、互いに動じず「むっつり顔」、両者大泣きで引き分けなどと、多彩な決まり手で観客を沸かせた。

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